非核平和都市宣言記念式

 68回目の夏が、今年はとりわけの猛暑の中で訪れました。

 

 ヒロシマに原子爆弾が投下された朝もこのような日照りの下、戦時ではあっても市民にとっては平常の朝を迎えていたはずです。

 

 深川市においては、昭和60年、戦後40年を節目に市議会で『非核平和都市宣言』が議決され、以降、非核三原則の堅持と恒久平和の実現を願い、明るく住みよい幸せな市民生活を守る決意を表明しています。

 その後は、毎年、8月6日のヒロシマ平和祈念式典にあわせ、記念式を行い、非核平和の誓いを行うと共に、祈念式典への市民派遣を継続しています。

 

 今年は昨年多度志中学校の3年生として参加された3名により誓いが朗読され、今年長崎平和祈念式典に派遣される、深川中学校の山上さん、音江中学校の吉澤さん、平和運動フォーラム深川連絡会の小川さんが紹介されました。

 

 5年前のオバマ大統領のプラハでの核兵器廃絶の演説により、核兵器の廃絶が進行するかとの思いは残念ながら果たされておらず、むしろ、北朝鮮やイランの核開発が明らかになっているなど、世界は核兵器廃絶から後退していると言わざるを得ません。

 

 原子爆弾は許されない。

 その一言に尽きると考えます。