総務文教常任委員会行政視察

 先週末、予想されたよりも天候が穏やかに推移し、昨日20日開催されたTcup野球大会(田中昌幸杯)も秋晴れの穏やかな天気の下、無事終了することが出来ました。

 第7回目を迎えるこの大会も、週末に雨が続く今年の開催は心配をしていましたが、予想を上回る天候のもと、3チームの参加をいただき和気藹々ながらも真剣な戦いが繰り広げられ、若さに勝る消防チームが連覇を遂げました。

 

 本日21日から、総務文教常任委員会行政視察が4日間の日程で始まっています。

 2年に1回の常任委員会の道外視察ですが、今回は新潟県、富山県にお邪魔しての所管事務調査となっています。

 初日の21日は、千歳空港から新潟空港にフライトし、長岡市の中心市街地に昨年オープンした『アオーレ長岡』の視察。

 

 長岡市は平成の大合併で、都合3回の合併を重ね、10市町村と合併した、人口28万人、面積890km2の大きな中核市で、合併を期に、手狭となった旧庁舎問題、駅前などの中心市街地対策、老朽化した市民ホールなどの更新を、駅前の市有地1.6haの敷地に、アリーナ、ナカドマ、市役所からなるシティーホールプラザ『アオーレ長岡』としてオープン、市民協働・交流の場として2012年4月に共用開始されてます。

 

 67者の設計コンペを経て当選した建築家『隈研吾』氏の設計事務所で設計監理されたこの施設は、中央のナカドマ(中土間)奥に市民ホール、左右に市役所や市民活動室が配置され、市民活動の棟には1階に市議会議場があり、ナカドマからガラス越しに見えるところにある斬新な配置で、開かれた議会が演出されています。

 市役所スペースも案内コーナーが充実され、まちの駅案内所も玄関横に設置されボランティアが常駐されるなど、まちの案内に力を注ぐ姿が見えます。

 1階にある施設は全てナカドマと同じ高さで造られていて、イベント時にはどこでも土足で足を踏み入れることが出来ることや、市民活動に関るこであれば、利用料は無料となるなどまちなかに市民を誘導する手立てとして努力されています。

 

 市の窓口業務も、朝8時から夜8時まで土日も開庁し、職員は3交代のシフトを組んで業務についていると言うことです。

 

 今回は、施設の素晴しさ、コンセプトの明確さなど、将来のまちづくりに非常に参考になる部分が多く感じられました。

 

 また、長岡には20近くの蔵元があるまちとして有名ですが、おいしいお酒もいただくことが出来ました。

 視察は木曜日までですが、しっかりと吸収して行きたいと思います。