総務文教常任委員会視察が終わりました

 4日間の総務文教常任委員会行政視察が無事終了しました。

 今回の視察地は、新潟県長岡市、見附市、富山県黒部市の3カ所でしたが、幸い大雨にもあたらず比較的穏やかな天候の下行程を進めることができました。

 

 長岡市については前回に示しているとおりですが、北信越は平成の大合併で多くの自治体が変貌し、その際に生まれた庁舎問題解決に向けた各種取り組みがされていることが明らかになっています。

 中でも、長岡市は駅からすぐのところに、元々は寄付を受けて市民会館が建てられていた1.6haもの敷地があったことでまちなかに新庁舎を建設できたことは特筆するものです。

 

 見附市では、多様な学校教育の取り組みを調査させていただきましたが、教育委員会、学校、地域の連携を地道な努力の積み重ねで実現していることの説明を受けました。

 中でも、道徳の事業で活用することが可能な副読本を市教委独自で、小学校低学年、高学年、中学生用をそれぞれ作成し、礼儀の大切さを取り上げています。

 また、震災や洪水に対する備えを、地域でのイベントに小中学生が積極的に参加することも年々増加しているなど、地域に対しても開かれたものとなっています。

 

 見附市教育委員会では多彩な取り組みが行われていますので、今後深川市でも大いに参考になるものと考えます。

 

 黒部市では、公共交通について調査し、民間タクシーによるデマンド交通や、コミュニティタクシーなどと、JR、電気鉄道、路線バスとの連携により、市内全域に公共交通不便地域の解消をはかる取り組みを進めている最中での視察受け入れをしていただきました。

 人口4万3千人という黒部市ですが、市内にはYKKの本社工場が立ち並ぶ企業城下町で産業基盤は比較的しっかりしています。

 富山湾を臨む豊富な魚介類に恵まれた漁場、黒部渓谷に代表される立山連峰から湧出する清水(しょうず)など、自然にも恵まれた穏やかな環境は少しうらやましい限りです。

 

 深川市でも公共交通での支援制度は立ち上げ始めたところですが、公共交通空白区や不便区の取り組みはまだ何もされていないことから、黒部市の取り組みはとても参考になります。

 

 今後、この視察の成果をしっかりと市政に反映させていくための研究をしていかなければなりません。