桜山地蔵尊祭

 5日、深川市の桜山で、桜山地蔵尊祭が開かれ三十三体の地蔵尊を供養しました。

 

 毎年子どもの日に行われているこの行事は、古くは桜山がまさに桜の花が咲き誇る桜の名所だった頃から、地域の開拓者たちが参道に三十三体のお地蔵様を奉納し、山の頂上には奥の院として祠が納められていたものが、昭和40年代の桜山レジャーランド開発により昭和48年に一個所にまとめられているものです。

 

 地蔵祭りは古くから桜の花見に合わせて行われてきて、一已村史によると、市内外から訪れた方達が朝まで宴を続けていた、との記述もあるほどの盛り上がりだったようです。

 我が家でも私の幼少の頃には、家族揃ってご馳走を担いで桜山に向かった記憶がかすかにありますが、レジャーランドになってからは子ども達はそちらに行ってしまったのかもしれません。

 

 地蔵祭りには奉納された家族と、北星5町内(一北星、二北星、三北星、西北星、新星)の役員を中心に、市内『大龍寺』のお経をいただいて全員で供養した後、その場で宴を開きましたが、子どもの日にしては滅多にない穏やかで暖かな日となりました。

 

 地域の小さな行事ですが、いつまでも残していきたいものです。