月日が流れるのは本当に早いもので今日から11月、今年も残り2か月です。
今日は札幌の自治労会館で『日高・胆振・空知自治体議員連合総会・政治政策集会』が開かれ、昨年から会長の任を与えていただいての事業となりました。
自治体職員出身の議員などで構成されたこの会では、年に一度の総会に合せて、研修の意味で政治政策集会を開催しており、今回は前衆議院議員の逢坂誠二氏にお招きし、2時間ぶっ通しの講演をいただきました。
講演では、逢坂氏より
・現在の国会での安倍首相の傲慢さが目に余る
・委員会で認めたパネルに文句をつけるのは委員会、委員長への否定、立法府への越権行為で、他の委員も問題視しなければならないこと
・トリクルダウンは小泉政権で既に失敗した理論
・従業員は従来は財産だったが、会計法が変わりコストになった
・利益は従業員ではなく株主へ還元
・黒田総裁の無謀な金融緩和策は手詰まりの下で、今回は危うい
・バーチャルをどんなに膨らましても、リアルな実体経済が良くならなければ国民の生活は良くならない
・北電の値上げ理由は原発があるから、原発以外の設備投資をしてこなかったツケ
・送電コストがかかるからこそ、分散型の発電が有効
・ポルトガルに行ってきたが、ドイツよりも再生可能エネルギーへの転換が進んでいる
・原発再稼働させないだけでは議論できないのは、電力会社の財務会計の仕組みが原発を持つことを前提としているから
・3つの課題~➀使用済み核燃料の処理方法 ②将来のエネルギー計画 ③避難計画 ~現在は何も確立していない、最低限これを明らかにして再稼働するかを判断すべき
・市町村合併で地域の疲弊が進んでいるところが多い
・地方創生の論議は中身の何も無いしろもので、なおかつ国からの上から目線以外の何物でもない
・企業誘致しても亀山モデルを見れば、何が大切か考えるべき
・地道にやっていくことが何よりも大切で、まちづくり、地域おこしに特効薬など無い
・身の丈に合った、地場の良さを発掘する事が何よりも大切
・目先のカネにとらわれることなく、地域の多様性を大切にして取り組んでほしい
など、いつも通り示唆に富む話を聴かせていただきました。
終了後は、逢坂氏を交えての懇親の時間もとることが出来て、有意義な会となりました。
逢坂氏の一日も早い国政復帰を願うものです。
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