新年明けましておめでとうございます。

 2015年の輝かしい新年を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。

 大荒れの予想だった元日も深川市では快晴の穏やかな一日となりましたので、元日にあやかり今年一年が穏やかな天候となることを期待します。

 

 今年は統一自治体選挙の年、私たちにとってはみそぎの年となります。

 北海道知事選挙、道議会議員選挙が4月12日、市町村長、議会議員選挙の多くが4月26日、深川市議会議員選挙は6月14日に投開票が行われることになっており、知事選挙まではあと100日、深川の選挙までは160日余りとなっています。

 この4年間、皆さんのご支援を賜りましたことに心より感謝申し上げまして、今後とも更なるご理解とご協力をお願い申し上げます。

 

 深川市の課題山積しておりますが、どの地方でも生じている人口減少は問題が単純なものではないことを踏まえなければいけません。

 特に団塊世代が65歳になったことにより、生産年齢人口が激減し逆に高齢者人口にシフトしていることは、これまで経験したことのない状況にあることを踏まえなければいけませんし、2014年12月現在22,278人の市民の内8,354人が65歳以上、37.5%となっており、人口減少は進みますが、65歳以上人口は逆にしばらくは増え続けるものです。

 一方、少子化が進んでいるとはいえ、0歳から10歳まではおおむね130名前後で推移していることからすると、減少し続けるという状況はひとまず踊り場にいると言えます。

 このことをポジティブに評価しつつ、高齢者、特に団塊世代前後の方達をいかに関わっていただけるかが、人口減少問題と向き合う上で重要な課題と考えます。


 深川市は20年間で6,600人減少していますが、この数字はその前の20年間の7,800人から比べると減っています。

 その20年間は臨調行革路線の下、国鉄、電電公社などの大合理化のもと深川市内から多くの労働者が転出していった時期でもあり、社会減の影響が大きかったと思われます。

 しかし今後、国内全体の人口が減り続ける中で、深川市あるいは北空知圏域を持続させるためには、長所を伸ばす取り組みが重要です。

 その意味で、改めて農業経営の安定と、付加価値の創造が欠かせないものと考えます。


 私たちの新たな任期となる4年間は、こうした対策の議論が重要になると思いますが、特効薬があるわけでもありませんし、皆の知恵と行動が求められますので、是非皆さんの声をしっかりと聴いて行かなければなりません。


 さては何より、本年も宜しくお願いいたします。