後藤健二さん

 1月20日発覚した人質事件は、2月1日早朝に後藤健二さんの殺害と日本政府に対するコメントの投稿で、お二人の尊い命が奪われる最悪の結末が報道されました。

 何とか後藤さんだけでも生きて帰ってきてほしい!という願いもかなわず、朝から重い気分になってしまいました。

 お二人に対しまして心よりご冥福をお祈りします。


 その後、各報道でISIL(イスラム国)や日本政府に対する発言が相次いでいましたが、今朝の「マッサン」の後、「あさイチ」が始まって間もなく、柳澤解説委員が敢えて発言したいと言った言葉に感心をしていましたが、他にも見た方がいてyahooニュースとなっていますので、敢えて引用させていただきたいと思います。


以下引用・・・

 NHKの「あさイチ」で、メインキャスターの有働由美子、井ノ原快彦の2人の横でどぼけたオヤジギャクを時折飛ばす柳澤秀夫解説委員。

 ふだんは温厚で駄洒落好きのちょっとズレた中年男性という役割で発言するが、今朝は冒頭から違った。

 有働、井ノ原の「朝ドラ受け」をさえぎって、以下のようにコメントしたのだ。 「あさイチ」を見ていなかった人のために、あえてその全文を書き写してみた。

「冒頭なんですけど、すみません。昨日から今日にかけて大きいニュースになってきた後藤健二さんなんですけど、

ちょっと、あえて、冒頭で、一言だけ・・・。

 僕も後藤さんとはおつきあいがあったものですから、一番、いま、強く思っていることは、ニュースではテロ対策とか過激派対策とか、あるいは日本人をどうやって守ればいいか、が声高に議論され始めているんだけど、ここで一番、僕らが考えなきゃいけないことというのは、後藤健二さんが一体、何を伝えようとしていたのか、ということ。

 戦争になったり、紛争が起きると弱い立場の人がそれに巻き込まれて、つらい思いをするということを、彼は一生懸命に伝えようとしていたんじゃないか。

 それを考えることが、ある意味で言うと、こういった事件を今後、繰り返さないための糸口が見えるかもしれない・・・。

 われわれ一人ひとりにできることというのはものすごい限界があるんですけど、この機会にそういうことを真剣に考えてみてもいいのでは・・・。

 それが後藤さんが一番、望んでいることじゃないか。そう思ったものですから、冒頭なんですけど、ちょっとお話をさせてもらいました。」


引用終り・・・


 参議院の予算委員会を聴いていても、安倍総理の言葉には全く誠意を感じられません。

 「国民の命を守る」という言葉を連発されればされるほど、安倍総理の言葉の軽さを感じざるを得ませんし、命の重さは誰もが等しく持つことへの理解を私たち一人ひとりが考えなければならないと強く思います。