第1回市議会臨時会

 22日、第1回深川市議会臨時会が招集され、市長から議案6件が提出され審議されました。

 その主なものは、

 市税条例の改正案で国民健康保険税の一部を改正し、課税限度額を国民健康保険分で1万円、後期高齢者医療分で1万円、介護保険分で2万円、計4万円を引き上げるもので、限度額の引き上げは2年連続で合計8万円もの値上げとなるものです。

 この条例案は、総務文教常任委員会に付託され、閉会中の継続審査となっていますので、委員である私も今後この審査をしていきます。


 補正予算では、農産センター整備に対する事業費支援が提案されました。

 この施設はこれまでも一般質問などで議論があったものですが、『小麦・大豆乾燥調製貯蔵施設』をきたそらち農業協同組合が事業実施主体となり、深川市・雨竜町・北竜町・幌加内町が連携し、全体で

小麦1,270ha(6,096ton)、

大豆470ha(1,269ton)、

を生材料で受け入れ、乾燥調製貯蔵を行う、豆版の深川マイナリーとなるものです。

 事業費は全体で約30億円、うち、国の補助金が12億円強、1市4町負担が11億円強、JA負担金が6.6億円で、

内、深川市の負担支援分は7.6億円で、そのほとんどを過疎債で充当する提案です。

 過疎債ですので起債の元金、利息全体に対し70%の交付税措置が予定されますが、残りの30%の約2.3億円を元金3年据え置き12年償還する事になります。

 実質の毎年の一般財源からの持ち出しは、元金2.3億円を9回払いとなりますので毎年2,600万円程となるものです。

 今後、米生産と並行して転作作物の強化が求めらえており、生産性の向上は待ったなしの所で、その意味からも市を超えて1市3町でこの施設を取り組むことは意義深いものであり、全会一致で補正予算は可決されました。