安全保障関連法案

 安全保障関連11法案の参議院審議が続けられていますが、会期末を控え緊迫した状況が続いています。

 昨夜は今日未明まで、特別委員会理事会が断続的に行われていたものの、3時半過ぎをもって人道的立場から8時45分を再開することを確認し閉じられました。


 ところが、今朝の理事会が場所を変更し開催しようとしたことで混乱し、さらに特別委員会を委員長職権で開催し、質疑打切りを宣言した時点で、民主党から委員長不信任動議が提出され、午後からその審議に入っています。

 安倍総理は、何としても今国会での法案成立を強行しようとしていますし、自民党・公明党両党併せて、衆議院で3分の2、参議院で2分の1を確保している状況では、国会で採決となれば数の論理で進められることは明白となっています。


 しかし、民主主義の原則は多数決などではなく、いかに議論をもって共通解を導き出すかなのに、安倍総理はその議論にも議論過程にも全く興味がないようです。


 日本国憲法が施行されて以来、現憲法ではどう解釈しても集団的自衛権は認められないとしてきた、歴代政府、内閣法制局の考え方も歴史事実も、無視し、閣議決定での解釈変更による集団的自衛権行使容認など絶対に認められないし、明らかに憲法違反であることに、聞く耳も持たずの安倍政権と自民党・公明党の国会議員の一人ひとりを忘れてはなりません。