5日、深川市議会森林・林業活性化推進議員連盟『視察研修』が行われ、占冠村の『占冠
湯の沢温泉 森の四季』の「木質バイオマスボイラーを活用しての施設管理について」研修しました。
湯の沢温泉は私も20年以上前のトマムスキー場が出来てすぐの頃に、公共の宿で料金も安かったので宿泊したことのある所でしたが、当時の建物はそのままで内外装をリニューアルされています。
また、この施設は村の指定管理を受け、㈱スポートピアが指定管理者として運営をされており、この会社は深川市内の関連会社で、支配人の渡辺氏は深川出身の方と、深川市に縁を感じます。
このボイラーは2013年12月から初期投資2億円程を投入して導入しており、
・ドイツ製薪ボイラーで、大きな薪ストーブをイメージすれば良い
・薪は村と製材会社、スポートピアの三者が協定を結んで納入されている
・1㎥のカゴの薪が15,000円で、3日でほぼ2カゴ消費され、温泉施設の給湯、暖房などの熱源となっている
・材料だけを計算施すれば重油等よりも安価だが、薪をくべる人件費が生じてくる(特に寒冷期・夜間)
・村を挙げて取り組みたいが、役場はボイラーが収まるスペースが無かった
・村長はこの取り組みで雇用が創出されることを強調している
などの説明を受けました。
研修の前段には、レストランおすすめのエゾ鹿丼定食をいただきましたが、柔らかく美味しい鹿肉と、コシのあるそばのセットで、美味しくいただきました。
再生可能エネルギーの利用は、あまりにも便利になりすぎた石油エネルギーを見直し、自らが生産可能で、再生可能な地球環境を作り出すことの意義は誰もが認めるものですが、遅々として進展しない所があります。
深川市においても木材・林業系の取組みはほとんど無いという実態ですが、持続可能な産業と地域を創るためにはむしろ前向きに取り組む必要があると考えます。
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