10日午前、北新小学校学芸会が同校体育館で行われました。
現在は全校児童48人の、1・2年生と3・4年生が複式学級の全4クラスの小規模校となっていますが、子ども達の姿は輝いていて、生き生きとしています。
今年の学芸会テーマは『届けよう みんなの笑顔と感謝の心』で、始まりの1年生9人によるはじめの言葉から、驚かされました。
これまでであれば、9人が整列して一人ひとりが順に言葉を述べるというイメージでしたが、今日のそれは、この挨拶自体がひとつの劇とも思わせるように、たくさんの観客に対する感謝や、これからの学芸会の意気込みなどが1年生の成長を物語るように表現され、それは素晴らしいものでした。
引き続く、音楽、劇、リズムはどれをとっても、全員が主役であるかのように、少ない人数ではあっても、その少なさを全く感じさせないものでした。
とりわけ、最後の6年生の劇『生きるために』は、深川から太平洋戦争に招集され沖縄戦において、沖縄住民と戦火を潜り抜け、3年後に帰還する若者の物語で、戦争の悲惨さと平和の大切さを子ども達にも理解される表現で、6年生13人が見事に演じ切っていました。
本当に素晴らしい学芸会で、子ども達の成長の姿を見ることができ、複式の学校という教員数も限られた中で(校長・教頭・教員4名)これだけの指導をされた教職員の皆さんの指導力も素晴らしいものだったと思います。
地域に愛され、子ども達が明るく健やかに成長できる学校として、再来年には100周年を迎える北新小学校の更なる成長を期待できる学芸会を見せていただき感謝します。
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