参議員選挙も明後日が投票日

 マスメディア的には盛り上がりに欠ける参議院議員選挙ですが、政権与党の最大与党が『投票に行かない方』と言われるほど、低投票率への誘導が進んでいるような報道が続きます。

 『与党圧勝』『改憲勢力3分の2の勢い』などの文字が、中央の新聞紙だけでなく、北海道の新聞にまで大見出しが貼られ、もうそれで決まったかのような印象を受ける有権者の皆さんも多いのではないでしょうか?

 マスメディアには、結果の予想ではなく、今まさに各党が主張している政策や、街頭からの主張をていねいに取り上げ、国民の皆さんの投票への判断を促すことが求められていると考えます。

 今のマスメディアのやっていることは、何か株の予想か何か、雰囲気を作ろうとしているだけで、本質的な考えを想起させるような情報提供や、ジャーナリズムの使命である政権追求は感じられません。

 テレビも、まだまだ先の都知事選挙の候補者が誰になるか?ばかりで、参議選の話題は全くと言っていいほど取り上げられず、たまに民放を見ているといきなり、安倍総理のドアップと自民党の都合のいい話を並べる『コマーシャル』を、カネにモノを言わせて流しまくっています。

 あの枠を流すのにいくらかかっているのかと下賤の考えも浮かびますが、余りにも公平でないマスメディアの状況にこそ、日本の今の危機的状況を感じます。

 

憲法第21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
 この憲法が、自民党の憲法草案では
1 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、保障する。
2 前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。
3 検閲は、してはならない。通信の秘密は、侵してはならない。

 

 と、2項を入れて、政府の意向に従わない活動を大幅に制限できる内容とし、もしこれに抵触すれば『憲法違反』として、国民をいくらでも罰する事が出来るようになります。

 憲法9条を改正し、国外で戦争を仕掛ける事が政府の意向になれば、それに反対する「戦争反対!」と叫ぶことすらも、そのために活動するグループをつくる相談をする事でも取り締まることが出来るという、恐ろしい内容が平然としかもあらゆる所に書かれていることを認識してほしいと思います。

 改憲草案下の日本では、ビートルズを歌うことも、サザンを歌うことも禁止される・・・なんてことにならないようにしなければなりません。

 

 

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コメント: 1
  • #1

    Micha Leisinger (水曜日, 01 2月 2017 19:53)


    Excellent article. I certainly love this site. Thanks!