公立高等学校配置計画地域別検討協議会

 いかにも長い名前ですが、21日砂川市「ゆう」を会場に、『平成28年度第2回公立高等学校配置計画地域別検討協議会』が開かれ、高校PTAとして出席させていただきました。

 この会議は毎年2回開催されており、私は4年目の参加をさせていただいておりまして、説明される空知教育局や道庁新しい高校ある高校づくり推進室の方々とは、これまでお馴染みの顔ぶれでしたが、今年度からはとうとう大幅に入れ替わってしまいまいした。

 

 公立高校配置の課題についてはこれまでと同様の状況ですが、この地域だけでなく、北海道全体、国内全体で子どもの数が減少する中で、これまで通りの数合わせでは地域そのものが益々疲弊していくだけで、根本的な解決策にはなっていません。

 せめて、OECD諸国最低と言われる教育費の増強、教師一人当たり最大と言われるクラス40人の35人、30人学級化への早急な改善が必要で、北海道としても一緒に取り組んでいただきたいことを発言させていただきました。

 さらに、北海道の特色ある高校づくりとして既に多くの地域・学校で導入されている総合学科について、全道の資料を見ても、ほとんどの総合学科高校で定員割れやクラス数の減少が起きており、生徒減少によりクラス数の減少~教員数の減少~さらなる生徒数の減少、ということになっているようだが、総合学科に対するこれまでの道教委としての評価はどうなっているのか?お聞きしました。

 

 教育局からの答えは、総合学科そのものの評価には触れられず、各学校で特色ある活動が行われているということの紹介がありました。

 議会であれば再質問、再々質問の状況ですが、ここで追及する場所ではないことで改めては聞きませんでしたが、総合学科の特色ある取組みがあることは当然のことで、そのことが学校全体の魅力につながり、その結果多くの生徒が希望する学校になっていくか?は、結局のところ学校任せになっているのが現実のような印象があります。

 

 兎にも角にも学校そのものの発信力が求められるということですが、昨日のクラーク高校 対 滝川西高校の両チームに昨年までは深川西高校が勝ち越していた学校ですし、子ども達の可能性は指導と環境によって大きく伸びる事と感じさせられました。

 

 地域にあって、入りやすく、入ってからの伸びしろが大きく、進路の選択肢が幅広い、そんな高校はどうでしょうか!