昭和56年以来の冠水被害

 昨日23日、13時10分に発表された「石狩川上流はん濫危険情報」が、13時50分頃に携帯の緊急情報に入りました。

 その頃深川市内では雨は降っておらず、雲も次第になくなり青空の見える状況で、まさかこの段階で石狩川の水が溢れるとは思わないようなタイミングでした。

 

緊急情報は次のとおりで

 

 

 「石狩川上流はん濫危険情報」

石狩川上流洪水予報第3号 洪水警報

平成28 年 08 月 23 日 13 時 10 分

旭川開発建設部 旭川地方気象台 共同発表

(見出し)

石狩川上流では、はん濫危険水位(レベル4)に到達し、はん濫のおそれあり
(主 文)

石狩川の伊納水位観測所(旭川市)では、23日12時50分頃に、避難勧告等の発令の 目安となる「はん濫危険水位(レベル4)」に到達しました。旭川市、深川市、上川郡鷹 栖町では、石狩川の堤防決壊等によるはん濫により、浸水するおそれがあります。市町 村からの避難情報を確認するとともに、各自安全確保を図るなど、適切な防災行動をと って下さい。 石狩川の旭橋水位観測所(旭川市)では、当分の間、「はん濫注意水位(レベル2)」を 超える水位が続く見込みです。引き続き、洪水に関する情報に注意して下さい。 石狩川の中愛別水位観測所(上川郡愛別町)では、23日12時50分頃に、避難準備情 報等の発令の目安となる「避難判断水位(レベル3)」を下回り、今後、水位は下降する 見込みですが、引き続き、洪水に関する情報に注意して下さい。

 この情報は旭川市の伊納水位観測所での情報で、その水が神居古潭を通過し、納内地区に出てきたところで大きく溢れ、無提地区の田んぼにもろに冠水し、一部住宅にも浸水被害が生じたものです。

 一已地区にも無提地区があり、私も14時30分くらいに駆けつけた時にはまだ冠水していなかった田んぼも、15時30分には稲穂の先まで完全に水没し、16時を過ぎてようやく水が引き出しました。

 15時には真っ青な青空に太陽の日差しが照り付ける中、石狩川を荒れ狂ったように茶色の水が走っていく姿に、改めて自然の猛威を思い知らされました。

 

 水稲の場合は、冠水時間が短ければ収穫に大きな影響はないとのことですが、この地域は20日夜の大雨でも冠水している所もあり、作物はもちろん、収穫作業への影響が懸念されます。