一部事務組合臨時議会

 10月に入り、今年も残り3カ月となりました。

 毎月が早く感じますが、9月はその速度が一段と加速した感じで過ぎ去っていってしまいました。

 第3回市議会定例会が月末までずれ込むことは、ここ数年無かったこともあり、議会終了~即月末~10月があれよあれよという間だった感じです。

 

 3日は深川市が所属する一部事務組合

・北空知葬祭組合

・北空知広域水道企業団

・北空知衛生センター組合

・深川地区消防組合

・北空知圏学校給食組合

5つの臨時議会が開催されました。

 案件は、五十嵐力監査委員の後任で、先の第3回定例会で同意された、金山泰明氏の各事務組合で監査委員への議会同意案件が各議会に提案されたほか、6月に松原議員が水道企業団、和田議員が葬祭組合・消防組合議員を辞任したことにより、それぞれ、田中・小田・水上議員が補充され、議席の指定を受けています。

 

 私も、消防組合と給食組合の議員に加え、水道企業団議会議員の任を与えられ、9年ぶりに議会で参画させていただきます。

 北空知広域水道企業団は、深川市・沼田町・秩父別町・妹背牛町・北竜町に対し、沼田ダムから取水した水を浄化し水道原水の配給を行う事業体で、昭和60年4月から給水事業を始めています。

 ダム建設の負担金や浄水場の建設により膨れ上がった事業費は、およそ65億円という巨額の企業債という借金を背負い、今では考えられないような高額の利息は8%前後となっていて、年々の償還金およそ6億円の内、利払いは4億円というスタートをしていました。

 深川市の水道料金の高騰は、この原水生産施設コストの最大要因がここにあります。

 私が企業団議員になった平成15年度でも償還残高はまだ半分以上残っていましたが、平成10年以降低金利の借換債への切り替えが、財務省に認められ急速に元金償還が進みだした頃でした。

 その起債残高も、今年度予算では4億円を切るという所まで来ており、財務体質の好転は今年からの水道料金値下げの大きな要因となっています。

 

 ただこの間、建物改修や耐震改修は行われておらず、今後長寿命化計画と共に改修事業経費の議論を深めて行く必要がありますので、地域の大切な水源と安心の生活水の給水に向け、しっかりと議論して行きたいと思います。