老舗が次々と変わっていきます

 先週4日の北海道新聞で深川市『プラザホテル板倉』が、民事再生法の適用を申請し、大坂のホテル運営会社『スターゲイトホテル』への事業譲渡を決定したと報道されましたが、今日改めて記事になっています。

 記載によれば、6日に債権者説明会が開かれ、債権者39社54名が出席し、約12億6千万円の負債を抱えており、5月に再生計画案をまとめ、7月の債権者集会で決議を受けるなどの見通しが説明されたとのことです。

 一方、事業譲渡を受けるスターゲイトホテルでは、現在の22室の客室を100室に増やした新ホテルを西側に建設するとのことで、これまでホテルの室数が欲しかったイベントの誘致なども可能になると期待されます。

 

 1969年から板倉会館として宴会場を建設、84年に現在の形となって、これまで50年に及び市内の宴会、会合、会議、宿泊の中心的役割を担われてきた老舗だけに、今まで当たり前のように行ってきた事業を私達も見直しを迫られますが、将来への新たなステップとして捉えて行きたいと思います。

 

 昨年末までの営業で、50年の歴史に幕を降ろした『深川市公設卸売市場』も跡地に、コープさっぽろが今年秋には移転完成を目指しており、深川市の新たな顔が深川駅西側に広がることになります。

 

 JR北海道からの、留萌本線のバス転換通告には、北空知圏の地域をあげて存続に向けた意思確認がされており、国、道への働きかけも予定しておりますが、地元選出とされる国会議員や道会議員の動きはほとんど見えず、一体どうしたんだという感も否めません。

 地方創生を声高に叫ぶのであれば、究極の地域活性の源泉とも言える鉄路の維持にしっかりと声をあげてくれることを求めます。

 

 一方、3日に内閣府地方創生推進事務局から、地方創生事業の内、地方創生拠点整備交付金の対象事業として、深川市「学びと集いの郷」合宿施設整備事業 が、9600万円が内示されています。

 旧音江中学校校舎を活用しての合宿施設整備事業が、地方創生ハード事業で進められることになり、今後、合宿の郷としての整備が更に進むことが期待されます。

 

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コメント: 1
  • #1

    トシちゃん (月曜日, 20 2月 2017 09:35)

    民事再生を、市場の廃止を前向きにとらえ新しく何かを始める、素晴らしいですね。無理を重ねて既存の維持にキュウキュウとするのではなくく、新しい出発点と考える。他にも鉄路跡と石狩川堤防を繋いでサイクリングロードを整備し、深川を北海道の拠点とするとか。合宿拠点とすするならチャンスですよね。 10年後の深川の青写真はどこで見られますか