年頭の辞

 新年となり、各界で仕事初めの場で代表が念頭に当たっての辞が報道されています。

 

 国政では安倍首相が話していますが、聞いていて非常に違和感を感じざるを得ません。

 

 記者の憲法改正についての質問に対して、

 

「憲法は国の未来、理想の姿を語るものであります。国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の基本理念は、今後も変わることはありません。その上で時代の変化に応じ、国の形、在り方を考える。議論するのは当然のことであろうと思います。大いに議論すべきだと考えています」

 

 と、答えていますが、安倍首相のこれまでの姿勢は、国民の代表たる国会を軽視し続け、国会議論をないがしろにし、自分と係わりがあったら辞職するとまで言い放った籠池夫妻を拘置し続けていることには、知らぬ存ぜぬと基本的人権をないがしろにし、一内閣で閣議決定という形でこれまで築いてきた日本の平和主義の要となる集団的自衛権容認をしてきたことなど、もうすでに日本国憲法の基本理念を壊し続けているにもかかわらす、今後も変わることはない、と、言い切れる恐ろしさがあります。

 

 その発言を何の批判も無く垂れ流す、NHKはじめメディアもどうなのでしょうか?

 

 こんな考えがおかしいのだろうか?とさえ考えてしまう今日この頃です。