瑞浪市コミュニティバスについて
瑞浪市は中央本線で名古屋まで快速電車で40分という通勤圏の立地条件にあり、市の西部地域にある工業団地にこの度、デンソーの工場誘致が実現し、来年度から200名程の新規採用が予定され、次年度は更に採用が予定されています。
また、市内北部地区には旧中山道の宿場町が2つあり、近年アメリカ等からの観光客も増えている所で、こうした方たちのコミュニティバス利用も進めて行きたい考えです。
➀瑞浪市の公共交通状況
JR中央本線、東濃鉄道バス、瑞浪市コミュニティバス、瑞浪市デマンド交通、東鉄タクシー、平和タクシー、小林タクシー、SKUタクシー(介護専用)
②瑞浪市コミュニティバスについて
市では東濃鉄道バス廃止路線を引き継ぐように平成10年4月から瑞浪市コミュニティバスの運行を開始し、運行ルートの拡大、見直しを行っていて、昼間時間帯の買物、通院需要、朝夕の通学利用(小学生)にも対応している。
一部地域で、コミュニティバスからデマンド交通へ移行している。
総利用者数は年々減少傾向で、行政負担額は年々増大している。
9路線の内、5路線でワンコイン100円、4路線で100~400円のエリア制ワンコインで運営
収支状況は平成29年度で、走行経費4千5百万円、運賃収入額560万円、市からの委託料3千9百70万円、内県補助金690万円となっている。
平成28年から、中心市街地からタクシーで4千円ほどかかる日吉線をデマンドタクシー方式に切り替えた。これは、前日までの予約制で、観光客にも『いこCar』として活用できるようにしている。
運転免許の自主返納支援制度を活用した方に、5千円分のコミュニティ交通利用券を進呈し、利用促進をはかっている。
9路線により市内くまなく設定されているが、一日1~3往復とほとんどが小学生の通学、高齢者の通院時間で設定されている。
地区人口が少なく利用の少ない路線をデマンドタクシーに切り替え、利便性を向上させているが、深川市としてはデマンドタクシー方式に利用が見込められ効果的と考える。
市街地でもバス停まで500m以上あると、そこまで歩くのが困難な高齢者が増えており、郊外対策も重要だが、市街地対策も必要になっている。
商工課は企業誘致も所管しており、ソニー撤退以来のデンソー工場進出に地元の若者採用を非常に喜んでおられ、さらに観光案内として、瑞浪市観光振興センターを紹介していただき、日本随一の陶磁器のまちとして『みずなみ焼』、『美濃焼』のセールスを受けました。
また、中山道大湫(おおくて)宿の旧森川訓行家住宅『丸森』の管理人に翌日のアポイントを取っていただき、平成28年11月から観光案内所として地元のボランティアを中心に活用を始めている施設や、神明神社の大杉、大湫観音堂、中山道の一里塚や石畳を案内していただきました。
この施設に観光客がデマンドタクシーを使うことが出来るようにしているという事で、公共交通に関する現地視察も行うことが出来たのは、視察地での宿泊をしたことによる収穫でもありました。