阪神淡路大震災

 阪神淡路大震災から今日で24年目を迎えました。

 6434人もの尊い犠牲者に対しまして心よりご冥福をお祈りいたします。

 24年前の朝6時過ぎに起きてテレビを見ると、震災の信じられないような光景が映されていたことを今でも忘れません。

 

 あの震災以降も、東日本大震災をはじめ多くの震災で多くの犠牲者や被災者がおられ、今この時にも避難生活を強いられている方がおられますが、災害に対する備えはまだまだ十分どころか、全く進んでいないものもあります。

 

 深川市であれば、市役所の庁舎が第一に挙げられますが、構造耐震指標として基準では、Is値0.81以上への施設整備が求められています。

 ところが、市の現庁舎は、本庁舎がIs地0.225、東庁舎が0.297と耐震性の判断基準を大きく下回っていますが、耐震改修や建替えの議論は進んでいないのが実情です。

 昨年9月の胆振東部地震並みの震度が直撃すれば、ほぼ間違いなく市役所庁舎は倒壊すると予測されますし、これが勤務時間であれば、災害時対応の先頭に立たなければならない市の職員が、犠牲となってしまうという現実を受け止めなければいけません。

 

 しかし、30億円とも言われる建替え費用について、市の財政状況では到底確保できるものではありません。国には庁舎等の耐震化に対する制度や予算措置をより拡充してほしいものです。