一已屯田会

 私の住む一已町は、明治28年、29年に屯田兵が入植し、石狩平野の北の端で鬱蒼と広がる原始林の樹木を一本一本切り倒し、根を掘起こし、一件で一町五反の土地が開墾されて現在の広大な農地の始まりとなっています。

 その開墾の鍬が降ろされてから、今年は126年となります。

 

 毎年2月1日には、一已屯田会総会が開かれ、今年は第59回の総会が執り行われました。

 

 総会では、事業報告や決算報告、事業計画、予算案などが例年通り決定され、役員改選も全員留任となり上野会長が引き続き就任することとなりました。

 また、会長からこの会の存続についてという議題が上げられ、会員の高齢化と役員の受け手が無いということで、将来のこの会の持ち方について議論が交わされました。

 存続を求める声や、このままできるのか?という真摯な意見が出され、現役員で顧問の皆さんなどの意見を聴いて、検討していただくことで総会の場は納められました。

 

 屯田会に限らず、あらゆる会の存続が大きな課題となっています。

 いろいろな意味で、根本から見直しをしなければならない時期に来ていて、先送りしてはならない状況にある事も認識しなければなりません。