『世界』より

 月刊誌『世界』を定期購読しておりますが、3月号が届きまして、いつも最初に購読する「片山善博の『日本を診る』」を読みましたが、まさしくもっともです。

 

 見出しは

『まやかしといい加減さが目立つ首相施政方針演説』となっていて

・まやかしの財政再建論

 「経済再生なくして財政健全化無し」という常套句

 安倍政権はかつてプライマリーバランスを2020年には均衡させるとしていた

 本来ならこの失敗を素直に認め、失敗に至った経緯や原因を分析し、これからの財政再建豊作に生かさなければならない 

 ところが、欠いたまま、施政方針演説では「引き続き、2025年度のプライマリーバランス黒字化を目指します」と、何食わぬ顔をして約束を先延ばししている

 

 これだけでもまやかしだらけですが、いい加減なことを平気で言う習性が極まっており、

 

 「来年度予算の税収は過去最高になりました」

 「公債発行は8年連続での減額であります」

 これも、予算段階での見積もりのみであり、今年度ですら税収不足で、赤字国債を追加発行し、この時点で、決算ベースでは「7年連続の減額」ですら実現していない

 

 片山氏の指摘は全くの同感で、この思いが国民みんなで共有できれば本当にいいのに!と考えます。

 

 予算委員会を聴いていても、まさに息をするようにウソをつき続ける、わが国行政の最高責任者に対して、放置され続けているのか?

 本当に憤りしか浮かびません。